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次に来る波、8月に備えての第一歩

GWが終わり五月病にならずにすんで、いよいよ本格的に色々な事がスタートする時期です。

 

「よし。頑張るぞ。」

「どんなことが起きるのか楽しみだな。」

「いろいろ経験するぞ。」などと

 

新しい事や未体験な事に出会うことにワクワク、ドキドキで楽しみな一方で

 

「失敗したりしくじったら嫌だな。」

「ちゃんと出来るか不安だ。」

「怒られないかな?いじめられないかな?」

「なんか怖い。」などと

 

同じぐらい、いや、それ以上不安と緊張でいっぱいになる時期です。

 

そのストレスで体を壊したり精神を病んだりすることもあります。

 

それを防ぐには、最初にしっかり意識することが肝心です。

今回は、それについて見ていきます。

 

それが次の波の8月に備える第一歩になります。

 

参考になれば幸いです。

 

①『誰でも最初は同じ』

 

「社長以下自分の先輩達だって最初は自分と同じだったんだ。」と知って下さい。

 

意外と忘れがちなことです。

色々な経験と年月をかけて今に至っているのです。

今に至るまでしくじって、失敗して、中々うまくいかず悩んだり苦しんだり辞めようと思ったりとそれぞれあったと思います。

勿論成功したり成果を上げたりもあったから今の立場にいるのですが。

 

更に、今では考えられないですが、昔はハラスメントやコンプライアンスなんてないようなものでした。

根性論や精神論がまかり通っていた時代でした。

 

未だにそれを引きずっている困った先輩、上司、経営者がいます。

 

「そんな人達を尊敬して憧れろ。」と言っているわけではありません。

 

「自分はこうならないぞ。」と反面教師して踏み台にして上に上がっていけばいいのです。

 

ただ、知っておくことは、

「誰でも最初は同じだったんだ。」

ということです。

 

②『失敗、しくじり、間違えは当たり前』

 

「顔に土を付けずに生きようとしてはいけません。」

 

子供の頃を思い出して下さい。

ハイハイから立ち上がる時、立ち上がる時から歩く時、歩く時から走る時、自転車に乗れるようになる時、何回も転んでは立ち上がって出来るようになったのではないですか。

転んで泥だらけになったり時にケガをしたりして。

 

学校生活でも何回も失敗し、しくじって、間違えて、その経験を通して成長してきたのではないですか。

 

今まで一度も失敗、しくじり、間違えがなく完璧な人生を歩んできた人はいません。

 

「自分はそんなことは一度もなかった。」と本気でいう人は、忘れているか、自己顕示欲が非常に強いか、そう思い込んでしまった人達でしょう。

 

「人間は間違えるものです。」

「人間は間違えを起こすものです。」

「人間はしくじるものです。」

 

間違えたら直せばいいのです。

しくじったら直ぐに謝ればいいのです。

 

そうすれば禍根を残すことなく次へ進めるでしょう。

なにせ当たり前の事ですから。

 

なにかやろうとすると失敗する。これも当たり前です。

一回で成功する事って少ないでしょ。失敗したらやり直せばいいだけです。

 

「間違えやしくじりに気付いてすぐに謝れる人は心が健康な人です。」

 

③『長い人生、良い時があれば悪い時もある』

 

何か仕事を任された。何かやろうとした。しかし、何をやってもうまくいかない時があります。

やればやるほど泥沼に嵌っていくような気がする時があります。

 

真面目で几帳面な人ほどその傾向は大きくそれで悩み苦しんでしまいます。

 

そんな人ほど「自分で何とかしなくちゃいけない。」と一人で抱え込んでしまい、にっちもさっちも行かなくなります。

 

そんな時は解決できそうな人に頼りましょう。お願いしましょう。

 

「知るは一時の恥、知らぬは一生の恥」という諺もあるでしょ。

 

少し恥ずかしくてもいつまでも引きずって他の業務に支障をきたしたり心や体を病むよりはいいですよね。

 

人間には人によってそれぞれのバイオリズムがあるのは知っていますか。

波があるんですよ。

 

いつも一定ではなく一日の中でも良い時悪い時、元気に動ける時動けない時があるように、人生にも人生のバイオリズムがあって良い時期悪い時期があって悪い時は何をやっても思うようにいかない事が多いのです。

 

そんな時は「こんな時もあるさ。」ぐらいに軽く捉えて他の人の力を借りましょう。

そして、良い時が来るまで待って次に備えましょう。

 

④『今の自分の許容量を知る』

 

これって大事ですよ。

新人の時や若い時は、張り切って自分に回ってきた仕事をいくつでも何でも引き受けてしまいがちです。

 

早く一人前に認められたいと思うのか、自分にはこれぐらいの量の仕事は問題ないと思うのか考えは人それぞれなので分かりませんが、今の自分がこなせる許容量を超えてしまうと結局どれも中途半端に終わってしまって周りに迷惑を掛けるだけでなく、自分自身の身も心もおかしくなっていきます。

 

一人でやれる範囲は、たかが知れています。ましてや経験値の低い新人の時や若い時は許容量は少ないです。

 

出来なくてお手上げ状態になる前に今の自分の許容量を知ってその中でしっかりと与えられた仕事をこなすことです。

 

焦らず見栄を張らず自分の出来る範囲で。

 

◎まとめ

 

今回は、次に来る波に備える第一歩として4つを上げました。

 

いよいよ本格的に社会の厳しさ、仕事の厳しさ、会社の厳しさ、人間関係の厳しさに直面することになります。

理不尽で納得いかない事が多々出て来ます。

 

我慢を強いられる事、嫌でも受け入れなければならない事、上手くいかない事などあるでしょうが飲むところは飲んで、且、自分自身を見失わないでやっていきましょう。

 

組織の中にいるとはいえ、

自分の人生は自分のもの、自分が主役である

ことを忘れないでください。

 

そして、常に

 

「職業を変えるカード」

「辞めるカード」

 

は持っていてください。

 

どうにもならなくなったら、いつでもカードを切ってもいいのですよ。