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次に来る波、8月備えて次は・・・

少しずつ仕事を覚えてきて、色々な経験をし始めて、徐々に突きつけられる現実、目の前に立ちはだかる壁、高いハードル、自分よりも先に進む同僚に焦り嫉妬し、自分の無力感に苛まれ心が折れそうになる。

 

“自分はこれからやっていけるのか?”

“あいつに比べて自分は無力だ。”

“なんか辛いなしんどいな。”など、

 

それらが、少しずつ少しずつステルスストレスとなって忍び寄ります。

 

これが、溜まりに溜まって表に出てくると自分ではどうにも出来なくなったりしてドロップアウトの引き金になりかねません。

そうなる前に意識する事。

 

それが次の波に備える第二歩目になります。

参考になれば幸いです。

 

①『ハードルを低くする』

 

「もう迷わねー。どんなに叱られたってオレはオレだ。出来ることをやるだけだ。がんばれオレ。」(漫画「ゴッドハンド輝」より)。

 

これはセリフの一部です。その通りです。

 

人はどうしても自分を過大評価しがちです。

 

自分を過小評価して自己否定したり自己卑下したりする(心を病む原因になります)よりは良いことですが、どうしても自分でハードルを上げがちになります。

 

それを乗り越えるのに苦悩します。

 

でも、自分が今出来る事以上の事を自分に要求しても、人から要求されても出来ないものは出来ません。

 

だから、開き直ってハードルを思いっきり下げ、今出来ることをしっかりやることに専念しましょう。

たとえ、1mmや1cmの高さのハードルでもいいんです。

 

「乗り越えた」という達成感が大切なんです。

 

そして、乗り越える度に乗り越えた自分を褒めてあげることです。

 

そうしているうちに自然と乗り越えられるハードルが上がってきます。

 

②『どんな人にも苦しみや悩みがある』

 

「自分だけが悲劇のヒーロー、ヒロインだ。」

「自分だけがなんでこんなに悩み苦しまなければならないのか」

などと思わないでください。

 

悩み苦しみのない人なんていません。

 

金持ちには金持ちの、社長には社長の、一見何も問題なさそうに見える人達にもそれぞれの立場に合わせて何かしらの問題、悩み、苦しみを抱えているものです。

 

逃げ出したくなるのをこらえて自分と闘っている人もいると思います。

 

ただそれを表に見せることなく毎日を過ごしているだけです。はた目には分からないだけです。

 

“みんなも同じなんだな。”

 

と思うだけで気持ちが少しは軽くなりませんか。

 

自分だけではないんですよ。

それを知っておいてください。

 

その上で逃げ出したくなる事もあるでしょうが、「グッ」とこらえてちょっと勇気を出して自分自身と闘ってみませんか。

 

③『人と比べない』

 

「人は人。自分は自分。」と言います。

 

そんなことは分かっているんですよ。

分かっていてもどうしてもつい今の自分と比べて

「あ~あ。あの人はいいね。仕事は出来るし、みんなに好かれて、良い事だらけじゃん。」

と人を羨んでしまいます。

 

なぜなら人は常に何かと比較して自分の立ち位置を決めている動物だからです。

しかし、一方でそんな自分が嫌になったりします。

でもね。その人はその人でそうなる為に苦労したかもしれないし、逆に自分の事を羨んでいるかもしれませんよ。

 

人の心なんて分かりません。

そんな分からないものに心を割くより、今自分が持っているものに幸せを感じ、上手く使う事を考えた方がいいですよ。

 

自分自身に目を向けましょう。

 

ただね。羨ましいという気持ちが湧く時は、「自分もこうなりたい。なれたらいいな。」という前向きな気持ちの一面の現われでもあります。

 

ならば少しでも自分に取り入れる所がありそうなら盗んでしまいましょう。

 

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」と言われます。真似ることから始めるのもありですよ。

 

◎まとめ

 

新しい環境に慣れて始めて、仕事も少しずつ覚え始め、出来ることが増えてくると立ちふさがる壁や高いハードル。

どうしたらいいか途方に暮れ、悩み苦しみ、心が折れかけることがあります。

心が折れてしまったり壊れてしまう前に手を打つことです。

 

それには、今の自分の力量を把握し、できない部分は人に頼り、今の自分が出来ることをしっかりやることです。

人に頼られることを嫌がる人がいますが、大抵は頼られると嬉しいものです。

 

そして、乗り越えるハードルを低くして一つ一つ乗り越えていって達成感を得ることです。

 

それが少しずつ自信となって次のステップへ進めると思います。

 

「人は人。」と割り切って、決して焦らず自分のペースでやっていってください。

 

それが次の波に備える第二歩目になります。