知っていましたか?
**1年のうちで10月が一番退職が多い**ことを。
テレビでは、4月入社の新人がテレビデビューするのが10月ですよね。
会社でも10月は、4月入社の新人が独り立ちする時だと思います。
それだけに重要な役割を与えられたり、新規プロジェクトに参加したり、今までは補助が付いたのに一人でやらなければならなくなったりと、**重圧とプレッシャーに押しつぶされそうになり、それがストレスになって心を病んだり壊したり。**
その結果、「これ以上無理!」と辞める選択をする人が10月に多いようです。
その選択はありですし、悪いことではありません。**大切なのは自分自身なのですから。**
でも、何とかここ10月を乗り越えたい、また続けようとするならどうすればいいか。
**大切なことは、自分で自分を追い詰めないこと、メリハリのある生活、そして「いつでも辞めてやる」という覚悟を持つことです。**
少しでも参考になれば幸いです。
① 割り切ろう
「自分は自分。人は人。」
ついつい人と自分を比較して、落ち込んだり優越感を感じたりと一喜一憂してしまいがちですが、それをやめましょう。
**今の自分にだけ目を向けることです。**
時には立ち止まることもあるでしょうし、後ろに下がることもあるでしょう。
でもそれでいいんです。そうすることで見えてくることもあります。
今の自分を受け入れて認めてあげてください。
そして、頑張っている自分を励まし、褒めてあげてください。
例え今行き詰まって、止まっているように見えても、**実は少しずつ前に進んでいるんですよ。**
悩み、考えることそのものが、実は少しずつ自分を前に進めているのです。
**1cm、1mmでも進んでいるあなたは立派です。**
それから、仕事や会社は**「給料をもらう所」「お金を稼ぐ所」と割り切ることです。**
それ以上でもなければ、それ以下でもないと考えることも大切です。
「滅私奉公」(これって死語?)は時代遅れ。今の時代にはそぐいません。
**自分を犠牲にしても会社は何も感じないし、何もしてくれません。**
「自分はこんなに頑張っている」と思っても、リストラを迫ってくることもあります。
ですから、**自分の中に一線を敷き、割り切っていくことです。**
② メリハリのある生活
**仕事は仕事。休みは休み。**
仕事が終わったら仕事のことは考えない。
意外とできていないんですよ。思い当たるフシはありませんか?
仕事が終わってくつろいでいるのに、今日の仕事を思い出し、
「ああすればよかったかな。」
「こうすればうまくいったかな。」
「こういうやり方もあったな。」
などと考えてしまうこと。
休日なのに楽しく過ごしているのに、次の日の仕事のことを考えてしまうこと。
「明日の仕事は…」「明日の予定は…」などと。
休みなのに仕事のことを忘れて楽しみたいのに電話がかかってくる。
電話をかけてしまう。など。
**実際、なかなか完全に切り替えることって難しいですよね。**
ですから、
- 休みの日の行動予定を言わない
- 電話の電源を切る
- プライベート用と仕事用の電話を複数持つ
など、**強制的に切り替える工夫をする人もいます。**
特に、会社の社長や幹部クラスの人に多いようです。
**メリハリのある生活をするには、そこまですることも必要**なのかも。
③『出来た事探し、良い事探しをしよう』
夜、仕事が終わってくつろいでいる時や寝る前にでも今日出来た事、良い事を探しましょう。
「全くなかった」ということはないと思いますよ。
ほんのわずかな事でもいいんですよ。
“こんな事でいいの?”
“こんなのいつもの事じゃん。”
というようなことでいいんです。
意外と当たり前の事やたわいのない事が出来た事良い事だったということがあるんですよ。
そして、その事だけを残し、それ以外の事は忘れて寝ちゃいましょう。
また、見つけたらそれを日記やメモ帳などにメモしておきましょう。
毎日、書いていく事でしばらくたって見た時に「私は何も出来ていないとおもっていたけど、自分ってこんなにも出来ていたんだ。自分って凄いじゃん。」と思うでしょう。
とにかく、ダメな所ばかり見ていると、どんどんダメダメの深みに嵌って抜け出せなくなり、毎日が辛いものになってしまう可能性があります。
「今日もこんなに出来た。良いことがあった。よかったよかった。」を唱えながら一日を終わりましょう。
◎まとめ
10月は、一年の中で一番退職が多い月です。
それは、10月は、仕事やプライベートで自分を取り巻く環境が大きく変わり、様々なプレッシャーやストレスが増えてそれが影響を与えるからです。
身近に相談できる人、頼ることが出来る人がいればいいですけど、いないと自分一人で抱え込んでどうにもならなくなってドロップアウト。てな事になりかねません。
(最も人に頼らず自分一人で何とかする人もいますが。)
それを避けるためにそういう人を作ることも大切です。
しかし、先ずは「続けるのも自由、辞めるのも自由。最後は自分が決める。」ということを忘れないでください。
あくまでも自分が主役です。
そして、10月を上手く乗り切ればこれからもやっていけると思います。